西宮の弱みを徹底的に突いた大阪エヴェッサ、100点ゲームで得点力不足解消の兆し

2018/02/06
Bリーグ&国内
54

文=丸山素行 写真=B.LEAGUE

強みを強調しスタートダッシュに成功

月曜ナイトゲームとなった西宮ストークスvs大阪エヴェッサの『関西ダービー』第2戦。第1戦に続き、強力外国籍選手コンビにボールを集めた大阪が序盤から2桁リードを奪い、そのまま主導権を渡すことなく100点ゲームで勝ち切った。

試合後、桶谷大ヘッドコーチが「キースのアウトサイドが当たって、前半良い形で終わることができた」とコメントしたように、序盤からキース・ベンソンが止まらない。インサイドだけでなく、ミドルシュートと3ポイントシュートを次々と沈めていく。重量級センターのキャメロン・リドリーがマークについたが、シュートレンジの広いベンソンを止めることはできなかった。第1クォーターだけで2本の3ポイントシュートを含む16得点を荒稼ぎしたベンソンの活躍で大阪が27-15と早々に2桁のリードを奪った。

互いにオン・ザ・コート「2」の第2クォーターでは、西宮のドゥレイロン・バーンズが個の力で打開して点差を縮めていく。残り2分30秒、谷直樹のミドルシュートが決まり6点差まで迫った。だが、この直前にコートに戻ったベンソンが、悪い流れを断ち切る。すでにチームファウルが5に達している西宮のインサイドを執拗に攻めてフリースローで加点。さらに3ポイントシュートでこのクォーターを締め、約3分の間に10得点を挙げたベンソンの活躍で51-37と点差を広げた。

ディフェンスリバウンドが取れない西宮

後半に入り、追い上げたい西宮だったが、大阪の激しいプレッシャーの前に攻め手が見つからない。それでも道原紀晃が果敢にリングにアタックし、1人で5つのファウルを誘うなどフリースローでつなぐ。

そしてリドリーに代えてバーンズを投入するオフェンス重視のラインナップを敷くが、スモールラインナップになったことでリバウンドが取れない。特にオフェンスリバウンドでは、第3クォーターだけで1-8と大きく差が見られ、タフショットを打たせても、セカンドチャンスポイントで失点がかさんだ。

そして、最終クォーター開始1分、ターンオーバーから走りシュートファウルを獲得したエグゼビア・ギブソンが、フリースローを2投成功させ74-54。早々に点差を20に乗せ、勝負を決定づけた。

その後、西宮はリドリーが7得点、谷が6得点を挙げて意地を見せるも、大阪は藤高宗一郎が身長のミスマッチを突いて1人で13得点を荒稼ぎしてリードを保った。藤高のバスケット・カウントで締めた大阪が、最終スコア101-81と今シーズン初の100点ゲームで勝利した。

新外国籍コンビ「インサイドのインパクトが全然違う」

勝利した桶谷ヘッドコーチは「後半になって少しディフェンスの部分でしんどい状況があったんですけど、我慢しながらチームでアグレッシブにディフェンスし続けました。ファウルは取られましたが良いプレッシャーをかけて、良いディフェンスができたと思います」と試合を振り返った。

これで4連勝。好調の理由に2人の新外国籍選手を挙げた。「エックス(ギブソン)が入ったことでオフェンスのインサイドのインパクトが全然違うので、そこはプラスになっています。キースのディフェンスの部分で簡単に点を取られなくなった。今日みたいにミッドレンジ、アウトサイドを持っているので、あれが入るとラインナップとしてもエックスとキースのところは脅威になります」

ベンソンがシーズンハイの31得点、ギブソンが19得点を挙げ、ともに2ブロックずつを記録し、攻守両面で存在感を発揮した。

今シーズン初の100点ゲームで快勝した大阪。ここまで得点はリーグワーストだったが、新外国籍選手がフィットし、得点力不足に解消の見込みが立った。

次節は昨シーズンの覇者、栃木ブレックスとの対戦が待ち受ける。「栃木さんの外国人選手もかなり強烈なので、そこに対してどれだけ自分たちが我慢しながらアタックできるか、ディフェンスを厳しくできるかっていうのがキーになる」と桶谷ヘッドコーチが言うように、この力が本物がどうかは次戦のパフォーマンスにかかっている。