「勝ちにこだわる姿をブースターのみなさんに見せたい」
レバンガ北海道が牧全との契約合意を発表した。
188cmのシューティングガードの牧はソノマ州立大学を卒業後、北海道でプロキャリアをスタートさせた。シュート力に加え、敏捷性を生かしたフィジカルなディフェンスを持ち味とし、4シーズンを北海道で過ごした。だが、昨シーズンは左前十字靭帯断裂によりわずか1試合の出場にとどまり、昨夏に横浜ビー・コルセアーズへ移籍した。
前半戦はプレータイムを勝ち取れなかったが、ヘッドコーチが交代してからは出番が増し36試合に出場。平均6.6分で2.0得点を記録した。
牧はクラブを通して以下のコメントを発表している。
「最初に、再び北海道でプレーできるチャンスを与えてくれた、レバンガ北海道のみなさんに感謝しています。プロ入り1年目から4シーズン、レバンガに在籍していましたが、怪我に苦しみ、チームの足を引っ張ってばかりでした。自分自身、北海道でやり残したことがたくさんあります。それをコートの上でしっかり表現して、チーム、そして応援してくださるみなさんに恩返しできればと思います。昨シーズンで引退した折茂さんと松島が抜けて、コミュニケーションの部分でもがらっと変わると思います。自分はたくさん喋るタイプではないですが、殻を破り今まで以上に積極的になろうと思います。特に外国籍選手と日本人選手間のコミュニケーションを円滑にできるような存在になりたいです」
北海道は折茂と松島が引退し、ヘッドコーチも内海知秀から宮永雄太へと変わったことで新たなフェーズを迎えている。牧は新ヘッドコーチの宮永と元チームメートであり、その経験は新たなチーム作りを進める上でプラスになるはずだ。
「新ヘッドコーチの宮永さんとは1シーズン共にプレーした元チームメイトです。その当時1番若かった自分は、コート上ではもちろん、コート外でもたくさんお世話になりました。これからは宮永さんが目指すバスケを理解し、自分の個性を生かしつつ、勝ちにこだわる姿をブースターのみなさんに見せていきたいと思います」
新ヘッドコーチとのプレー経験があり、北海道で4シーズンを過ごした牧の古巣復帰は、バックコート陣の補強という意味でもうれしいニュースだ。