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グリフィン&ドラモンドの強力デュオに期待

NBA優勝3回を誇る古豪ピストンズは、2008年から長く暗いトンネルを抜け出せていない。2000年代序盤は年間50勝が当たり前の時代で、東の強豪として恐れられた。しかし、2008-09シーズン以降でプレーオフに進出できたのは2015-16シーズンのみで、それも1回戦止まり。だが今シーズン、ピストンズは低迷期を抜け出す上で最高のピースとなるブレイク・グリフィンを手に入れた。その効果、期待値は、テレビ視聴率にも表れている。

『WXYZ Detroit』によれば、グリフィンのデビュー戦となった2月1日のグリズリーズ戦の視聴率は5.5%で、これは2008年以降最高の数字だという。 グリフィンは、同試合で24得点10リバウンドの活躍で勝利に貢献。2月3日のヒート戦でも16得点9リバウンド7アシストを記録し、ピストンズは3連勝をマークしている。現在ピストンズは25勝26敗で東カンファレンス9位としているが、8位のセブンティシクサーズとのゲーム差はわずか0.5。後半戦次第ではトップ5を狙える位置にいる。

グリフィンが対戦チームのマークを引き付ければ、新たな相棒を得たアンドレ・ドラモンドへのプレッシャーも軽減される。超強力デュオを得た後半戦のピストンズは、東の『台風の目』になるかもしれない。今後目が離せないチームの一つだ。