ウォリアーズがブルズの年間72勝(1995-96シーズン)を上回るには残り4試合全勝が条件
4月5日にオラクル・アリーナで行なわれたウォリアーズ戦で、ティンバーウルブズがオーバータイム(延長戦)の末、124-117で勝利する大仕事をやってのけた。
第3クォーターを終えた時点でウォリアーズが86-78とリードしていた状況を考えれば、今シーズンのホームゲームでわずか1敗しかしていないウォリアーズがこのまま勝ち切ると考えるのが自然。だが、この日のウルブズは闘争心を前面に押し出し、第4クォーターに鬼気迫るプレーを見せた。
第4クォーター序盤までに3点差(87-90)に詰め寄ったウルブズは、直後2度ウォリアーズ・ポゼッションの際にザック・ラビーンがクレイ・トンプソン、ショーン・リビングストンから続けてスティールを成功させ流れを引き寄せると、残り6分39秒、シャバズ・モハメドが3ポイントシュートを成功させ、ついに94-94の同点に追いつく。
しかし、勝負どころを心得ているウォリアーズは同点に追いつかれても動じない。つい先ほど恥をかかせたトンプソンとリビングストンに立て続けにゴールを許し、残り4分で98-104と再び突き放される。
他のチームであればここで体力も気力も尽きてしまうところだが、この日のウルブズは違った。残り53.3秒にモハメドのフリースローで104-106の2点差に迫ると、残り19.8秒、アンドリュー・ウィギンズが高速スピンムーブからレイアップ。ウルブズが土壇場で再び試合を振り出しに戻し、試合は延長戦に突入した。
潮の変わり目を逃さないウルブズは、オーバータイム開始からウィギンズがフリースロー2本を沈め、第1クォーター以来となるリードを奪う。そして残り2分34秒、ドレイモンド・グリーンが6回目のパーソナルファウルを記録して脱落。
守備の要であり、チームのモチベーターでもあるグリーンが退場したことで、ウルブズは追う立場から追われる立場に変わっても精神的に落ち着いて対応できた。2点リードで迎えた残り58.9秒にはドラフト1位新人のカール・アンソニー・タウンズがレイアップを118-114。その後はフリースローで確実に加点し続け、今シーズン敵地でウォリアーズに勝利した2チーム目となっている。
ペリカンズ | 93 | – | 107 | セブンティシクサーズ |
ホーネッツ | 90 | – | 96 | ラプターズ |
ピストンズ | 89 | – | 107 | ヒート |
サンズ | 90 | – | 103 | ホークス |
ブルズ | 92 | – | 108 | グリズリーズ |
キャバリアーズ | 109 | – | 80 | バックス |
サンダー | 124 | – | 102 | ナゲッツ |
スパーズ | 88 | – | 86 | ジャズ |
ブレイザーズ | 115 | – | 107 | キングス |
レイカーズ | 81 | – | 103 | クリッパーズ |