コミッショナーが選手に通達
NBAコミッショナーのアダム・シルバーは、5月8日にNBA選手とリモートで話し合う機会を設け、2019-20シーズン再開の可能性を含む現時点でのリーグの考えや今後の方針を伝えた。
まだシーズン再開もしくは中止という判断を下すのは時期尚早としたシルバーだったが、レイカーズに所属するベテラン、ジャレッド・ダドリーが『Twitter』に投稿した内容によれば、仮に再開できたとしても全日程を終わらせるためには、最長で今年の10月までシーズンを引き延ばす可能性があると伝えられたという。
本来の日程であれば、5月14日から東西カンファレンス・ファイナルが始まり、NBAファイナルは6月4日からスタートするはずだった。
もし10月まで2019-20シーズンを引き延ばせば、今後のスケジュールに大きな影響を及ぼす。仮に10月にファイナルを実施し、その後、通常通り3カ月のオフを選手に与えるとしたら、2020-21シーズンは早くても年明け開幕ということになる。開幕時期がズレても、例年通り6月にシーズンを終わらせるのであれば、来シーズンは短縮化が必要だ。
もし2020-21シーズンを短縮せずに行えば、2021年の7月下旬に開催が延期された東京オリンピックへの影響も避けられない。
リーグ全体のことを考えなければいけないコミッショナーは、世界が直面している前代未聞の状況の中、情勢を見定めつつ最善の結論を出さなければいけない難しい立場に立たされている。