「無観客試合は選手にとっても最悪」
バスケットボール殿堂入りを果たしているチャールズ・バークレーが7日、ラジオ番組『The Mike Missanelli Show』に出演し、新型コロナウイルスの影響で中断中の2019-20シーズンの再開に関して率直な意見を述べた。
「どうすれば試合を安全に開催できるのか分からない。一番大事なのは安全だけど、それを確保しつつ試合を開催する方法が見つからないんだ。ラスベガスとフロリダでプレーオフを開催するアイデアがあるがバカげていると思う。選手は一旦ホテルに入れば外出できないし家族にも会えない。選手がそんなアイデアに賛成するとは思えないね。ルームサービスやベッドメイキングを担当するホテルの従業員のことも心配だ。ホテルは完全にロックダウンされるわけだから、彼らは家に帰れない。もし従業員や彼らの子供が病気になったり、亡くなったりしたら、放送局やスポーツ専門チャンネル、そしてNBAは訴えられるだろうね。とても危険な状況だ」
こうした発言にあるように、バークレーは今年中のシーズン再開は難しいと考えている。「リーグは選手に報酬を払って『シーズンは来年開始する』と言ったほうがいい。個人的には、NFLや大学フットボールと競合しなくて済む12月開幕がふさわしいと思う。僕はこれを5年間言い続けてきた。もちろん常にお金の問題がつきまとうけどね。お金のためだけにバカげたことをして誰かが病気になったり亡くなったりしてほしくない」
リーグは様々な観点からシーズン再開の方法を模索している。その中には無観客試合も含まれているが、バークレーは無観客試合の開催については否定的だ。
「無観客試合は最悪だと思う。もちろんファンにとっては最悪だけど、選手にとってもそうだ。観客がいなければホームで試合をできるアドバンテージがなくなってしまう」