ヤニス・アデトクンボ

ウォリアーズはヤニス獲得に向け数年前から準備

ヤニス・アデトクンボは2019-20シーズン終了後にバックスと再契約を結ぶか、2021年にフリーエージェントとなる。もし後者の場合、激しい争奪戦が始まると予想されるが、そのなかでもウォリアーズがヤニス獲得に熱心であると『Heavy』が報じた。

ヤニスの去就に影響を及ぼしそうなのが現在中断中の2019-20シーズンの行方だ。今シーズンが再開された場合、ポストシーズンが短縮される可能性が高く、番狂わせが起こる確率が増える。レギュラーシーズンがリセットされることで、ここまで53勝12敗で東カンファレンス首位を独走していたバックスの勢いは断ち切られてしまう。もしファイナル進出を逃すことになれば、優勝を狙えるチームでのプレーを希望するヤニスが契約延長を拒否するかもしれない。

ヤニスは以前『Milwaukee Journal Sentinel』との取材でバックスで優勝できなければ移籍するかもしれないと語った(ヤニスは後にこの発言を否定したが『Sentinel』は録音のテープがあると主張している)。

「バックスで勝者のカルチャーを作りたいと思う。今のところそれができているから、このまま継続できれば僕は他のチームには行きたくない。でも来年(2019-20シーズン)良い成績が残せなければ、どこと契約するかの決断は相当難しくなる」

バックスがヤニスに契約延長を断られた場合は、トレードも選択肢に入ってくるだろう。ヤニスがフリーエージェントでチームを去るのを黙って見ているよりも、トレードで彼に見合った選手やドラフト指名権を獲得するほうが合理的だ。トレードになった場合には、クレイ・トンプソンやドレイモンド・グリーンのいるウォリアーズが有利だと『San Francisco Chronicle』が報じた。

「リーグの関係者の話では、ウォリアーズはヤニス獲得に向け数年前から準備をしてきているとのことだ。ゼネラルマネージャーのボブ・マイヤーズは偉大なチームを長期間持続するにはロスターやドラフト指名権など球団の将来の資産に関して柔軟性が必要だと認識している」

ヤニスの去就を左右するかもしれない2019-20シーズンのプレーオフだが、現時点では開催時期も、開催されるかも決まっていない。