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不可解な解任の決断にいまだ納得できず?

1月20日のサンダー戦に124-148で大敗を喫したキャバリアーズ。かつてリーグトップレベルだったディフェンスは最低ランクに落ち、4年連続のNBAファイナル進出が危うい状況になりつつある。

ヘッドコーチのタロン・ルー解任という噂も流れ始め、守備改善のためクリッパーズからディアンドレ・ジョーダンを獲得するのではないかという報道もある中、遠く離れた欧州では、キャブズと因縁のある指導者が冷笑している。

その指導者とは、2014-15シーズンから1年半キャブズのヘッドコーチを務めたデイビッド・ブラット。活躍の場をNBAに移す前、ブラットはイスラエル、ロシアなどで経験を積み、マッカビ・テルアビブのヘッドコーチを務めた2014年には最優秀コーチ賞になるなどの実績を残した。こうしてキャブズに招聘されたのだが、レブロン・ジェームズと折り合いが良くなかったと噂され、2015-16シーズン途中に解任された。

現在はトルコリーグのダールシュファカのヘッドコーチを務めているブラットは、指揮を執った同リーグのオールスターゲーム前に「昨夜キャバリアーズが許した失点は超えないと良いんだが」と古巣を皮肉った。

NBAでの1年目からチームをファイナルに導き、15-16シーズンに解任される前まで、キャブズは30勝11敗で東カンファレンス首位を走っていた。そして、解任の理由になった宿敵ウォリアーズに敗れた試合で喫した失点は132点。口から恨み節が出てしまう感情は理解できる。

ちなみに、口が滑ったからなのかは分からないが、トルコリーグのオールスターゲームでブラットのチームが喫した失点は151だった。