岡田侑大

昨シーズンの新人王も、今シーズンはケガでリズムを失う

シーホース三河は今日、岡田侑大、森川正明、會田圭佑を自由交渉選手リストへ公示した。

岡田は拓殖大学を中退してプロの世界へと飛び込み、昨シーズンのBリーグ新人王に輝いたガード。ドライブを得意とするスラッシャータイプの2番として、外国籍選手が待ち受けるペイントエリアにもガンガン仕掛ける強気なプレーで、新生シーホース三河の象徴とも呼べる選手だ。それでも今シーズンは故障離脱を機にスタメンから外れ、昨年末以降はプレータイムが伸びなかった。

結果、1試合あたりのプレータイムは前年の21.1分から16.5分へと落ち、得点も10.3から7.2と減少。彼がメインで使われた前半戦、チームは新加入選手がフィットするのに苦労し、岡田が先発した18試合では4勝14敗と不本意な結果と終わった。

ただ、まだ21歳と若く、三河での1年半のプロ経験で今後あらゆる面で成長できる余地がある。このまま三河を離れるとすれば、新型コロナウイルスの影響でどのチームも補強に動きづらい今オフであっても、熾烈な獲得競争が起きることは容易に想像できる。

森川は三河に在籍した4シーズンで金丸晃輔の陰に隠れ、なかなか継続して出場機会を得られなかったが、三河の厳しい環境で切磋琢磨した経験は次で生かせそうだ。昨夏に青森ワッツから加入した會田圭佑も、三河では若いポイントガード陣の中でプレータイムを得られなかったが、B1で貴重な経験が積めたに違いない。