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リーグワーストのリバウンドの改善に期待

大阪エヴェッサがキース・ベンソンの獲得を発表した。29歳のベンソンは211cmのセンタープレーヤー。2011年にはホークスからドラフト2順目48位指名を受けたが出場機会はなかった。それでも同年にウォリアーズと10日間契約を結び、レギュラーシーズン3試合に出場しNBAデビューを果たした。

その後はイタリアやフィリピン、中国などでプレーし、昨シーズンはGリーグでプレーした。ロスターには残れなかったが、昨シーズンもヒートと契約を結ぶなどその実力はNBAクラス。オールGリーグファーストチームとオールディフェンシブチームに選出された実績を持つ。

昨シーズンの大阪はギリギリのところでチャンピオンシップ出場を逃し全体9位という成績に終わった。チャンピオンシップ出場を目標とする今シーズンは2度の5連敗を含む8勝20敗でリーグ14位と大苦戦。特にリーグワーストのリバウンドはテコ入れが急務だった。

NBA通算155試合出場の実績を持つグレッグ・スミスが先日退団。その代役として加わるベンソンにはチーム立て直しのキーマンとしての期待がかかる。まだ32試合を残してはいるものの、中地区2位でのチャンピオンシップ進出までゲーム差8と大きな開きがある。早々に立て直さないと、シーズンの目標を見失ってしまうことになりかねない。チームとして途中加入のベンソンをどうフィットさせるかが大事になる。