「キングスというクラブを愛しており、将来もずっとその一員でいたい」
琉球ゴールデンキングスは先日、キャプテンの田代直希とジャック・クーリーとの2020-21シーズンの契約継続を発表した。
田代は188cmのスモールフォワードで2016-17シーズンから琉球でプレーし、今シーズンからキャプテンとしてチームを支えた。しかし、12月に左足首を負傷してチームから離脱。その後手術を行ったが全治4カ月から6カ月の重傷で、今シーズンは20試合の出場にとどまった。
ケガをするまでの20試合はすべて先発出場し、平均26.1分で7.9得点、3.0リバウンド、2.0アシストを記録するなど、ロスターが大幅に変わったチームを牽引した。リハビリ中もキャプテンとしてベンチからチームメートを鼓舞して、琉球を支え続けた。
田代はクラブを通してコメントを発表している。「はいさい! 来シーズンも沖縄でプレーできることは非常に嬉しく思います。この機会を与えていただいたキングスにはもちろん感謝していますし、ここまで支えてくださったファンやスポンサーをはじめとする皆さまへの気持ちを忘れずに、プレーしたいと思います」
「今シーズンは、手術によってコートに立てない時期が長く続いてしまいましたが、その期間で改めて自分に何ができるのかを考えることができました。その時間がメンタル面や思考という部分でさらなる成長をもたらしてくれましたし、自分でもステップアップできたと思っています。まだ、先の見えない状況ですが、バスケットボールプレーヤーとしてだけではなく、社会に少しでも貢献できるような人間になれるよう取り組んでまいります。引き続き応援よろしくお願いいたします」
クーリーは206cmのセンターで今シーズンから琉球でプレーした。今シーズンは40試合に出場し、平均出場時間31.6分で18.4得点、13.3リバウンド、1.1アシスト、1.2スティールを記録しリバウンド王も獲得している。
また出場した30試合ではダブル・ダブルを記録するなど琉球の大黒柱として活躍し、西地区優勝の立役者となった。
クーリーもクラブを通して以下のコメントを発表している。「キングスファン、スポンサーの皆さまへ、2020-21シーズンもキングスでプレー出来る事をお伝えできて幸せです。2019-20シーズンのチームは残り試合とチャンピオンシップで圧倒できる状態にありました。そこからさらに戦術やチームワークを積み上げて、チームとして更に成長できると信じています。聡明な藤田ヘッドコーチの下で来季もプレーできる機会を与えていただいたことに感謝しています。素晴らしいチームメイトに囲まれ来季もプレーができ、そしてチームとしてとても特別なことが出来る事を楽しみにしています」
「私はキングスというクラブを愛しており、将来もずっとその一員でいたいと望んでいます。選手とファンをとても大切にしているキングスの一員として、プレーを続けられる事は本当に素晴らしいことです。キングスには世界中で最高かつ最も優しいファンがいて、そのファンを代表して戦えることを誇りに思いますし、妻のアレクサンドラと私は、このパラダイスで暮らせる事をとても喜んでいます」