写真=Getty Images

それでも「記録については考えていない」と断言

先日、NBA通算2万得点を達成したウォリアーズのケビン・デュラント。2014-15シーズンには第五中足骨基部骨折という重傷を負い、昨シーズン後半戦も左ヒザを痛めたが、今シーズンは大きなケガもなく順調にレギュラーシーズンの日程を消化している。

そんなデュラントは今後のキャリアについて「40歳まで現役を続けられる」と『USA Today』に宣言した。「あとは気持ちの問題だけだね」

現在29歳、まさにキャリアの全盛期を迎えている彼は、キャリアについての持論をこう展開する。「すべての面においてレベルアップさせようとすると、精神的に厳しい。それでも長く現役を続けた選手のことは尊敬しているよ。僕はバスケットボールをプレーすることで、世界に良い影響を与えられている気がするんだ。もしそういう気持ちを維持できるなら、できる限り長く続けたいと思う」

あと11年プレーを続けられれば、カリーム・アブドゥル・ジャバーが記録した歴代1位の3万8387得点という大記録を更新する可能性もある。だが、現時点で歴代44位(2万15得点)のデュラントは「記録については考えていない」とピシャリ。「記録に気を取られてしまったら、本来やりたいことへの集中力が損なわれてしまう。選手としての自分のことは分かっているつもりだ。記録を意識して集中が散漫になってしまうようなことがあってはならないんだ」

十分なコンディションを維持し、そして目の前にあるやるべき仕事に集中し続ければ、デュラントがNBAの歴史を塗り替える日がやってくるかもしれない。