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1月15日にはクリーブランドで両者が激突

ここ3シーズンのNBAはウォリアーズとキャバリアーズを中心に動いてきた。NBAファイナル史上初となる3年続けての同一カードが実現し、ウォリアーズが2015年と17年に、キャブズが2016年に優勝を果たした。

今シーズンのファイナルもウォリアーズVSキャブズになる、という予想は根強い。ウォリアーズのクレイ・トンプソンも、4年連続の対決を楽しみにしている一人で、1月15日にクイックン・ローンズ・アリーナで行われるレギュラーシーズンでの最後の対戦を控え「再び対戦できなかったらショック」と語った。

今シーズンもウォリアーズは順調に勝ち星を伸ばし、現在35勝9敗でリーグ首位に立っている。対抗馬のロケッツもジェームズ・ハーデンとクリス・ポールのデュオを擁する強力なチームだが、やはりファイナル進出の最有力候補はウォリアーズだ。

一方のキャブズは現在3連敗中で、26勝16敗で東カンファレンス3位。首位セルティックスとのゲーム差も7.0に広がってしまった。順位に関係なく、キャブズが今シーズンもファイナルに勝ち上がるためには、プレーオフでセルティックスを倒さなくてはならない。昨シーズンまでキャブズに所属し、2016年に球団史上初優勝を決めたファイナル第7戦の決勝ジャンパーを沈めたカイリー・アービングは、今やセルティックスのエースに君臨している。

現役最強選手との呼び声を欲しいままにしているレブロン・ジェームズを擁するとはいえ、今後が楽しみな若手を擁し、勢いのある『カイリーのチーム』に勝つのは簡単なことではない。

それでも、ウォリアーズvsキャブズの4度目の対決を求める意見は多い。ウォリアーズの指揮官スティーブ・カーは、キャブズとのライバル関係についてこう表現している。「レイカーズとセルティックスのライバル関係に似ている。スター選手を擁し、3年連続してファイナルで戦った。たくさんの人が試合を観た。その2チームが同じコートに立てば、特別な感情になるのは当然だ」

キャブズにとって15日の試合は、失いかけている自信を取り戻すために負けられない一戦。そしてウォリアーズにとっては、宿敵の心を折り、来るべきファイナルに備えて心理的優位を確立するための戦いとなる。