ドレイモンド・グリーン

デュラントの移籍についても言及

4月23日、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンがShowtimeの『All The Smoke』に出演し、ケビン・デュラントのケガがなければラプターズがチャンピオンになる可能性はなかったと発言した。

「ケビンがウォリアーズに加入してからは僕らは敵なしだった。去年は優勝できなかったけれどね。ケビンがケガから戻ってきたファイナル第5戦で僕らは第1クォーターで40点くらい取っていた。もしケビンがケガしていなければラプターズに勝つチャンスはなかった」

デュラントはロケッツとのカンファレンス・セミファイナルで右足のふくらはぎを痛め約1カ月戦列を離れていたが、ファイナル第5戦に強行出場した。12分間の出場で11点を挙げていたが、第2クォーター序盤にアキレス腱断裂の大ケガを負ってしまった。

デュラントを失うもウォリアーズは106-105で第5戦に勝利したが、第6戦でクレイ・トンプソンも左膝のケガで離脱し、ラプターズが球団初のNBAチャンピオンに輝いた。

デュラントはオフにネッツに移籍し、スリーピートを逃した王朝は解体されることになった。グリーンは20日に別の番組に出演した際にデュラントの単年契約がチームでタブーとされていたことを明かした。

「スティーブ(ヘッドコーチのカー)が『来年どうなるかわからないから今年を楽しもうじゃないか』と呼びかけたが本当はケビンがはっきりと言うべきだった。『今年が最後だから頑張ろう』、もしくは『来年も残るよ』とね」

グリーンのたられば話は負け惜しみに聞こえるが、率直な物言いは彼の魅力でもある。今シーズンはリーグ下位に沈んでいるが、『スプラッシュブラザーズ』が復活し、グリーンがオールラウンドな活躍を見せれば、王朝復活も夢物語ではない。