3ポイントシュートを会得したデマー・デローザン「完成された選手になるために」

2018/01/14
NBA&海外
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写真=Getty Images

3ポイントシュートは成功数、試投数ともキャリアハイ

ラプターズのデマー・デローザンは、NBAトップレベルのミッドレンジシューターという印象が強かった。これまでのデローザンは、現代のNBAが3ポイントシュート全盛の時代になっても、最大の長所が疎かになるリスクを冒してまで手にするほどの武器ではない、と考えていたという。

しかし、今シーズンのデローザンはキャリアで最も多く3ポイントシュートを放っている。『USA Today』の取材に対してデローザンは「自分を見つめ直した」とその心境の変化を語っている。「これまで得意ではなかった部分で改善させられることは何かないかと、自分に問いただしたんだ。それが3ポイントシュートだった」とデローザンは言う。そして昨夏、デローザンは新たな武器の習得に多くの時間を割いた。

「3ポイントラインの手前に後ろ足を置いて、前足をラインを越えた場所に置いて、ロング2ポイントシュートの練習をずっとやった。自分の得点をさらに伸ばすための武器を、一番手っ取り早く手に入れる方法として努力した。徐々に決められるようになって気が付いたんだ。ロングレンジのシュートが僕を助ける武器になるってね」

今シーズンの3ポイントシュート試投数は、キャリア平均の1.5を大幅に上回る3.2本に。そして成功数も、過去最高の37.2%にまでレベルアップ。直近11試合では57本中28本の3ポイントシュートを成功させ、成功率49.1%を記録している。デローザンは言う。「もっとプレーをシンプルにして、完成された選手になりたかった。リーグの傾向、自分の得意分野、もっと改善できる分野を考えて、全部を一つにしたかった。新しい武器をマスターしたかったんだ」

これまでのデローザンは正確なミッドレンジシュートを最大の武器としつつも、緩急を生かした軽快なフットワークのドライブと巧みにファウルを誘う技術を持っていた。ここにロングレンジのシュートまで加われば、まさに完成された選手となる。28歳の彼は時代の変化を取り入れ、まだまだ進化を続けていく。