エンビード「チームのためにも打ってほしい」
シクサーズのオールスターポイントガード、ベン・シモンズは3ポイントシュートを打ちたがらない選手として知られ、これまでヘッドコーチやチームメートから打つように促されてきたが改善されなかった。しかし、そんなシモンズが『ESPN』とのインタビューで3ポイントシュートを打つ準備はできていると発言した。
「今は自分から打ちたいと思えるようになった。他人から強要されて打つのではなくね。プレーオフになったら打つかもしれない。相当な準備をしてきたから決められると思う」
シクサーズのヘッドコーチ、ブレット・ブラウンはシモンズが自信を持って3ポイントシュートを打てるように励ましてきた。さらにシモンズをオープンにしてシュートチャンスを演出したりもしてきたが、3ポイントシュートの試投数は増えなかった。今シーズンのシモンズは3ポイントシュートを6本しか打たず、2本しか決めていない。キャリアの3ポイントシュート成功率は8.7%で、最初の17本は1本も成功しなかった。対戦チームはシモンズが3ポイントシュートを打たないと分かっているので、わざと彼をオープンにするほどだ。
チームメートのジョエル・エンビードはチームの勝利のためにもシモンズに3ポイントシュートを打ってほしいと考えている。
「僕は彼に協力してきた。『3ポイントラインから離れたほうが良い』って言われることも多いけど、僕はベンのためにそうしてるんだ。ベンはドライブでゴールへ向かうスキルが高いから、彼のためにスペースを空けているんだ。ベンが3ポイントシュートに自信がないことは分かっているけれど、チームのためにも3ポイントシュートを打ってほしいね」
シモンズ本人はシクサーズファンやヘッドコーチ、チームメートの要求に応えるのではなく、3ポイントシュートを打つかどうかは自分の意志で決めると強調した。「決めるのは僕だ。全ては僕次第なんだ」