オーストラリア代表の重鎮アンドリュー・ボーガット、東京オリンピックの延期で現役引退を考える

オーストラリア代表の重鎮アンドリュー・ボーガット、東京オリンピックの延期で現役引退を考える

2020/04/20

アンドリュー・ボーガット

「週に5日か6日のトレーニングを続けるのは難しい」

NBAで豊富な実績を持つ選手にとっても、オリンピックが重要な大会であることに変わりはない。4年ごとのオリンピックを、自分のキャリア形成の指標とする選手は今も少なくない。その一人がアンドリュー・ボーガットだ。彼は2004年のアテネ五輪で活躍した翌年、NBAドラフトの全体1位指名でバックスに入団。ウォリアーズではNBA優勝を経験している。

オーストラリア代表での活躍も長く、インサイドの要として多くの国際大会に出場。ここ2シーズンは母国でプレーしながら自身最後の挑戦となるであろう東京オリンピックへの準備を整えてきた。

しかし、新型コロナウイルスの影響でオリンピックの延期が決まり、35歳の彼は目標を失ってしまった。

オーストラリアリーグもファイナルの途中で中止となり、「それからバスケは全くやっていない」と母国のテレビ番組に出演したボーガットは明かす。「東京オリンピックに参加するのは、少なくとも机上の計算ではオーストラリア歴代最強のチームになるよ。その一員でありたい気持ちはもちろんある。だけど、すべてはコンディション次第だ。試合はいつだってやりたい。でもそのために週に5日か6日のトレーニングを続けるのは難しいんだ」

「5月中旬までには結論を出すことになると思う」とボーガットは言う。それはオリンピックを目指すかどうかの判断であり、同時に現役を続けるかどうかの判断にもなる。

東京オリンピックはNBAのスター選手の一人であるベン・シモンズの参加が見込まれている。それでも、オーストラリア代表の重鎮であるボーガットの姿がないのだとしたら、それは寂しい限りだ。彼があと1年、ハードなトレーニングを自分に課すだけの強い気持ちを取り戻す可能性がないわけではない。最後の決断が下されるまでは希望を持ちたい。

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