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次男リアンジェロと三男ラメロはリトアニアリーグへ

ラバー・ボールの悲願は、3人の息子が揃ってレイカーズでプレーすること。レイカーズでルーキーシーズンを戦う長男のロンゾは、日増しにたくましく成長しており、新人王候補の一人として注目されているが、次男リアンジェロと三男ラメロは、アメリカを離れリトアニアのプロリーグで武者修行することになった。

ラバーは、リトアニアでの会見で、レイカーズのキャップをかぶった地元記者から「3人の息子さんがいつまでに揃ってレイカーズでプレーするかを、このキャップに書いてもらえませんか?」とのリクエストを快諾。彼の考えでは、2020年に3兄弟がレイカーズのジャージーを着ているという。

三男のラメロは今年17歳で、2020年のドラフトがNBAへの最短コース。まだ先の話ではあるが、この通りに事が運ぶ想定は十分にできる。だが、気になるのは次男リアンジェロだ。

ラバーは、キャップに2020年と書いた後「今年のドラフトで指名される」と豪語したものの、UCLAでは1試合にも出場しないままトラブルを起こして自主退学。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、「現時点ではどのNBAスカウトもリアンジェロに関心を示していない」と指摘するが、それも当然だろう。

今年のドラフトでリアンジェロがNBAのチームから指名されようと思ったら、リトアニアで相当インパクトのある活躍を見せることが必要だ。また、行き先をレイカーズに限れは話はさらに難しくなる。レイカーズが現時点で持っている2018年のドラフト指名権は2巡目1枠のみ。1巡目はセブンティシクサーズかセルティックスに譲渡されることになっているからだ。

現状ではリアンジェロのドラフト指名は現実的ではない。だが、ラバー・ボールはその剛腕ぶりを発揮して何とかしてしまう可能性もある。自分で2018年と明言した以上、あらゆる手段を講じて2年続けて息子をレイカーズに送り込もうとするだろう。もっとも、まずはリアンジェロ自身がリトアニアで才能を証明し、中国でのトラブルでの汚名を返上するのが先だ。