レイ・アレン

ガーネットの式典出席に関しては保留

先日、ケビン・ガーネットの2020年バスケットボール殿堂入りが決まり、8月下旬に予定されている式典にレイ・アレンが出席するのかという話題が出た。

ガーネットとアレン、そしてポール・ピアースは、2007年の夏にセルティックスで『ビッグ3』を結成した。チームは2007-08シーズンに優勝し、3人は22年ぶりの優勝を球団にもたらした。

しかし、2012年のオフにフリーエージェントになったアレンは、ライバルチームだったヒートへの移籍を決断。アレンは選手の権利を行使しただけだったが、ガーネットらは裏切り行為と受け止め、それ以降ギクシャクした関係が続いている。

先日ガーネットがアレンを含めた2007-08シーズンのチームメートを「兄弟のような関係」と話し、雪解けを感じさせた。ただ、殿堂入り式典で再びピアース、ガーネット、アレンの3人が揃うかは、アレンの気持ち次第でもある。ガーネットらだけではなく、セルティックスファンからも罵詈雑言を浴びせられたアレンは「傷ついた」と、ポッドキャスト番組『Cedric Maxwell’s podcast』で語った。

「式典に出席するかはケビンと前向きな話をする必要がある。自分はフリーエージェントになって退団しただけ。当時はチーム内に問題があって、球団はそれを解決させようとしなかった」

「自分はボストンのファンから何度となく批判されたし、脅迫も受けた。自分をビッグ3から除外したのは、彼らだ。僕は彼らについて何一つネガティブなことは言っていないのに、彼らは自分に関するネガティブなことばかり言うんだ。いろいろと言われて傷ついたよ。本来ならあの当時のチームが成し遂げたことを皆で祝うべきなのに、ボストンのファンは自分に対する怒りを表そうとした。それも退団したという理由でね」

あの移籍劇からもう8年が経とうとしている。ガーネットの晴れ舞台で3人が揃うには、クリアしなければいけない問題がまだ多いのかもしれない。