ケビン・ガーネット

「優勝リングがもう1つ、2つ増えていたかもしれない」

4月4日、ケビン・ガーネットは現役時代のライバルのティム・ダンカンと先日急逝したコービー・ブライアントと共に殿堂入りを果たした。

ガーネットはオールスター選出15回、NBAオールディフェンシブ・ファーストチーム選出9回、リバウンド王4回、そして2008年にはセルティックスでポール・ピアースやレイ・アレンと共にNBAチャンピオンに輝いた。NBA21年のキャリアで数々の栄光を勝ち取ったガーネットだが、『The Athletic』とのインタビューで一つだけ後悔していることがあると語った。

「もし過去に戻って変えることができるならもっと早くミネソタを離れるべきだったね。マネジメント陣が僕ほど優勝にコミットしていなかった。いや、全くコミットしていなかったんだ。もっと早くボストンに移籍して環境を変えただろうね。もう少し若ければ身体のダメージや消耗が少ない状態でプレーできた。ポールともっと早く一緒にプレーできていれば優勝リングがもう1つ、2つ増えていたかもしれない」

ガーネットは2007年に12シーズンを過ごしたティンバーウルブズを去りセルティックスへ移籍した。新天地でピアース、アレンと共に『ビッグスリー』を結成し移籍1年目でNBAファイナルへ進出、コービーとパウ・ガソルを擁するレイカーズと第7戦で破って自身初のNBA優勝を果たした。

ガーネットがセルティックスで付けていた背番号5は来シーズン永久欠番になることが決定している。インタビューではセルティックスと彼を迎えてくれたファンに感謝の気持ちを述べた。

「セルティックスの一員になれて嬉しいし、優れたNBAチームの運営、勝てるフランチャイズの物事の進め方を経験できてよかった。ボストンでの思い出は墓に入るまで忘れることはない。ボストンの街、オーナー、そしてセルティックス・ネーションには感謝してもしきれない。セルティックスでプレーできて光栄だ」