富山グラウジーズ

「また会えるのを楽しみにしています」

Bリーグは新型コロナウィルスの世界的流行により、2019-20シーズンの中止を決断した。

富山グラウジーズは大黒柱のジョシュア・スミスがシーズン序盤で大ケガを負う苦しい戦いを強いられたが、前田悟が新人王候補に挙がる活躍を見せ、中地区3位でシーズンを終えた。

宇都直輝はクラブを通して正直な思いを明かした。「突然リーグが終わってしまって、僕たちもまだ整理がついていないです。皆さんの前でプレーしたかったですし、勝利をお届けしたかったです。ただ今は命の方が大事なので、健康に気を付けて、また会えるのを楽しみにしています。ありがとうございました」

選手が戸惑うのも無理はない。決してバスケットプレーヤーの選手生命は長いとは言えず、特にベテランにとってシーズン終了の落胆は隠せない。大ケガを乗り越え現役を続けている阿部友和は「あと何年プレーできるか分からない中で、このような形でシーズンを終えてしまったことは残念です」と、コメントした。

それでも、「来シーズン会場で皆様に会えることを願って、引き続き頑張っていきますので、これからもBリーグ全体を含めて、富山グラウジーズをよろしくお願いいたします」とコメントするなど、来シーズンへの思いは全く消えていない。