ルディ・ゴベア

嗅覚消失が感染症を見分ける鍵となる可能性

3月11日に新型コロナウイルスに感染していることが判明し自宅隔離を続けているルディ・ゴベアがTwitterで自身の現状について報告した。

「皆さんに僕の現状を報告したい。嗅覚と味覚がなくなるのは間違いなく感染症の症状の一つだ。ここ4日間、全く匂いがしない。同じ経験をしている人はいる?」

新型コロナウイルス感染症の主な症状は発熱、咳、息切れだが、ゴベアのケースは嗅覚にも症状が出ているという。実際、『The New York Times』が嗅覚消失が新型コロナウイルス感染症を見分ける鍵となる可能性があり、症状がない人でも匂いを感じなければ検査と隔離を勧めていると報じており、感染症は嗅覚に影響を及ぼすようだ。

これまでゴベアの健康状態は良好で経過も順調だと報道されてきたが、ここにきて症状が出ていることが分かった。ただ、軽度の症状であれば約14日間で回復すると言われており、回復までもう少し時間がかかると思われる。

NBAはゴベアに陽性反応が出た直後にシーズンを中断したが、後にチームメートのドノバン・ミッチェル、ピストンズのクリスチャン・ウッド、セルティックスのマーカス・スマート、ネッツやレイカーズの複数の選手にも感染が拡大していることが判明した。コミッショナーのアダム・シルバーは先日シーズンを再開する意志があることを表明し、無観客試合での再開も辞さない姿勢を示している。