マルコ・ベリネッリ

リーグ中断から2週間は自宅で『自主的な隔離』

新型コロナウイルスの影響でNBAが中断となってから半月が経過した。スパーズのマルコ・ベリネッリはヨーロッパで最も多い被害を受けているイタリアの出身。母国の状況を案じつつ、自主隔離を続ける日々を『EUROHOOPS』に語っている。

「状況は悲劇的だ。最初にインフルエンザのようなものと過少評価されたことで、この状況を招いてしまった。私はイタリア人として、このウイルスがどう広がり、イタリアでどんな対策が取られてきたかを追っていた。この1週間でアメリカも同じ状況になりつつある」

「サンアントニオでも感染者が増えていて、レストランやショップ、ジムが閉まり始めている。僕は自主的な隔離を2週間やっていて、外出するのは犬の散歩ぐらい。食料品もネットで買っているし、運動は自宅の中でやっている。この状況でもできる限りのサポートをしてくれるスパーズのスタッフには感謝しかないよ」

イタリア人であるベリネッリは、他の大多数の選手よりも今の状況を深刻に受け止めている。リーグ再開についても非常に慎重で、「どう答えるべきか、非常に難しい」と率直な思いを語る。

「この先の数週間がどうなるかをまず見なければ。シーズン中断は大きな痛手だけど、安全と健康を何よりも優先すべきだ。この状況に打ち勝ち、乗り越えること。それが僕たちにとっての最優先事項だよ」