「オリンピック開催国としての事情もあるのだろう」
滋賀レイクスターズは今日、ジェフ・エアーズが本人の希望により帰国したことを発表した。
スパーズの一員としてNBA優勝を勝ち取った経験を持つエアーズは、アルバルク東京と琉球ゴールデンキングスでプレーしていた。今シーズンはA東京と契約するもケガで出遅れ、復帰とともに滋賀にレンタル移籍。そこまで5勝11敗とスタートダッシュに失敗していた滋賀は、エアーズの加入とともにディフェンスから立ち直り、現在は21勝20敗と勝ち越すに至った。リーグ再開も不透明な状況ではあるが、平均17.4得点、14.3リバウンドを記録しており、精神的支柱でもあったエアーズの離脱は大きな痛手となりそうだ。
また『ESPN』によるBリーグの現状を説明した記事には、「リーグはスポンサー収入とチームの破産を心配していて、選手の安全よりもそちらを気にかけていた」、また「オリンピック開催国として安全であることを証明しないといけない事情もあるのだろう」とのエアーズのコメントが紹介されている。
他にも何人かの選手がすでにチームを離れて帰国を決意している。リーグ再開に向け、障害はまだまだ多い。