ニックス時代をまとめた特別映像で前エースを歓迎
12月16日、カーメロが移籍後初めて『聖地』マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)のコートに帰ってきた。ニックスがクリスタプス・ポルジンギスを中心とするチーム再編を決め。そしてカーメロ自身も優勝できる環境を求めてサンダーへのトレードを受け入れた今夏以降、かつてのエースが初めてMSGに戻って来たことになる。
昨シーズン中は、前球団社長のフィル・ジャクソンから「彼は他チームでの方が成功できる」と言われ、ジャクソンとの確執も取り沙汰された。シーズン終盤には若手の出場機会を優先し、カーメロをベンチに置く時間も長くなったは、カーメロ自身がメディアの前でニックスを批判したことはなく、違う道を進むことになっても両者の間にはリスペクトがあった。
試合前の選手紹介の際、ニックスはカーメロの6年半をまとめた特別動画を会場内の大型スクリーンに流した。
Standing ovation at @TheGarden for Carmelo Anthony. pic.twitter.com/bpDp2fwEWh
— NEW YORK KNICKS (@nyknicks) 2017年12月17日
試合前、カーメロは古巣との対戦についてこう語っている。「1年や2年しかいなかったわけじゃない、たくさんの時間を過ごしたチームだ。良い時も悪い時も経験した。でも、自分はとにかくチームのために行動した。常にプロとして、ファンから好かれようと嫌われようと、自分のやるべき仕事をやったつもりだ。そのことは分かってもらいたい」
カーメロは古巣相手に12得点5リバウンドを記録。ポルジンギスが欠場したものの、ホームのニックスが111-96で勝利した。試合中にはニックスのファンからブーイングも受けたが、カーメロは「予測できたこと」と穏やかに言う。「敵のチームの選手を応援するわけにはいかないからね」と、続けた。
試合終了後には昨シーズンまで戦った仲間と言葉を交わし、健闘を称え合った。
Carmelo catches up with his former @nyknicks post game! #ThisIsWhyWePlay pic.twitter.com/hb7uzEmj6x
— NBA (@NBA) 2017年12月17日