トレイルブレイザーズ

「仕事を失ったパートタイム従業員のケアはとても大切」

NBAでは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、リーグ戦の中断や各チームの練習施設の閉鎖など、できる限りの対応を取っている。

しかしリーグ戦が中断されることで、アリーナなどで働く多くの人が仕事を失い収入がない状況に陥っている。そこでケビン・ラブは、キャバリアーズの本拠地で働くスタッフの支援に10万ドル(約1050万円)を寄付。ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンも本拠地スムージー・キング・センターのスタッフ全員の1カ月分の報酬を自らが負担するなどと、NBA選手の支援も話題になっている。

そしてトレイルブレイザーズもクラブ従業員、そしてホームアリーナのモダ・センターが入った施設ローズクォーターのパートタイム従業員のために、140万ドル(約1.5億円)の基金を設立したことを公式Twitterで発表した。

ブレイザーズのCEO、クリス・マクゴーワンは『TheAthletic』の取材で、「リーグが中断したことにより、仕事を失ったパートタイム従業員がたくさんいる。オーナーのジュディ(アレン)は、彼らのケアがとても大切だと考えたんだ」と語った。

たとえNBAのクラブとはいえ、リーグ中断期間中にこれだけの大金を支払うことは簡単なことではない。それでもクラブとオーナーのアレンは従業員の生活が苦しくなってはいけないと、今回の決断に至ったという。

今後のリーグ戦再開の目途も立っていない状況での、このサポートは従業員にとっては心強いはずで、クラブの公式Twitterには多くの「ありがとう!」というコメントが寄せられている。