東京医療大ユニバ代表コンビ、津村&藤本が合同キャンプで得た『ハート』の変化

2017/12/14
日本代表
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文=丸山素行 写真=鈴木栄一

12月11日から12日の2日間、女子日本代表は初の試みとなる『ナショナルチーム合同キャンプ』を実施した。A代表、ユニバーシアード、U-19の3カテゴリーの選手が一堂に集結し、A代表のベースとなる精神や心構えを共有した。先日インカレを制した東京医療保健大4年の津村ゆり子と2年の藤本愛妃の2人に話を聞いた。

東京医療保健大学のユニバ代表コンビ
津村ゆり子&藤本愛妃「ユニバより大学リーグのほうが大変なんです!」

津村「A代表と同じ意識を持たないといけない」

──まずは初の試みとなった今回の合同キャンプを終えての感想を教えてください。

津村 日本のトップのバスケットを少し経験させてもらい、代表の方は意識が高いし考え方もすごいなって思いました。直接指導してくれて熱が伝わりましたし、オリンピックの金メダルを常に意識してプレーしてるんだというのが伝わってきました。

藤本 自分たちから見たA代表の人って、高校から注目されてきた人たちばっかりだし、成功してきた人なんだろうなって華やかに見えていたんです。でも話を聞くと知らない部分での挫折とか苦労してきた部分が結構あって、こういう経験をしてきたから現状こうなっているんだなって、新しい発見ができました。

──同じ『AKATSUKI FIVE』ではあってもA代表は別格というイメージがあったのですね。実際にA代表の選手と触れて得たものはなんでしょう?

津村 ユニバで代表に選んでもらいましたが、A代表は別っていう感じがあったんですけど、その意識が少しなくなりました。日本の代表なんだという自覚とか、同じような意識を持たないといけないんだなって思いました。

藤本 他人事とまでは言わないですけど、A代表は目指すものであって、そこに入ったら目指せるものなんだなって感じがありました。A代表とユニバ以下は別に考えていた自分がいて、共同の合宿になるとそういう意識付けの部分で自分たちの甘い部分があったなっていうのは気づかされました。

津村 モチベーションはかなり上がったよね。

藤本 プレーで学ぶこともあったんですけど、対談とかそういったメンタルの部分ですごい学んだ感じです。

──A代表の選手はもちろんですが、U-19の選手たちとの練習はいかがでした?

藤本 高校の時にアンダーカテゴリーで一緒にやっていた(馬瓜)ステファニーとか(赤穂)ひまわりとかいたので、下がいることによって負けてられないなっていう刺激はありました。

──やはり先輩としての威厳を見せないといけないというプライドですね。

藤本 そういうことではなく、プライドは私にはないですよ。

津村 あるでしょ!(笑)

藤本 そこまで高いプライドはないです。だって上手いじゃないですか。

──いや、皆さん上手いです(笑)。

藤本 U-19の子たちは上だけをみればいいですが、ユニバは中間の立場なので。私の場合一緒にやってた子たちなのでなおさら頑張らなくちゃっていうことです。

藤本「トムさんのバスケになった時も全然いける」

──遅くなりましたが、先日のインカレ初優勝とMVP受賞おめでとうございます。

津村 ありがとうございます。

──早稲田大学と同率でしたがリーグ戦でも優勝し、2冠を達成しましたね。

津村 得失点差での優勝で、第2戦で負けたのにイエーイって喜んじゃったんです(笑)。

──優勝は優勝ですから。そういう意味ではモチベーションの維持は問題ないですか?

津村 医療は結構すぐパッと切り替えて、練習ももう始まってます。でもどこよりも早くスタートを切る、そういうところが良いところだなって思います。それが「どこよりもやっている」という自信になって、次に向かうことができるんです。

藤本 まだ優勝に浸りたいっていう部分はあるんですけど(笑)。でもみんなでやってたらそれだけ自信になってくると思うし、切り替えてやってます。

──医療はタフなスケジュールをこなしてると以前聞きましたが、気分転換はかなり大事になってくるのではないですか?

津村 私は寝てればなんとかなります(笑)。遊びたい欲はあまりないので、睡眠さえ取れれば問題ないです。

藤本 私はオフは必ず遊びに行きます。先輩とは違ってオフを本当に楽しまないとやっていけないので(笑)。オフも一つのモチベーションアップにいれてます。

──週末の休みのために働くサラリーマン的思考ですね。では最後に合宿を終えて、今後の抱負をお願いします。

津村 医療でやってきたことがこの合宿中でも多くあって、恩塚さん(東京医療大の監督であり、A代表のアシスタントコーチ)のバスケットがすごいっていうのをここであらためて思いました。なのでそれを忘れずにやっていくことが、自分のためになると思います。『恩塚イズム』をこのまま持っていきます。

藤本 私も同じで、恩塚さんは代表の活動をしていて、いろいろ教えてくれるんですけど、トム(ホーバス)さんの練習をした時に本当に同じ内容で、医療の練習をやって理解したら、トムさんのバスケになった時も全然いけるなって思いました。しかも私はこれから2年間も普段の練習の中で学べるから、本当に吸収しようと強く思いました。

津村 うらやましいですよ。あと2年間も教われたら絶対うまくなる。

藤本 それは今回の合宿ですごい思いました!