大河正明

「一日でも早く通常の試合を行いたい」

Bリーグは新型コロナウイルスの影響で、今週末からのリーグ再開について協議を続けていたが、B1とB2のリーグ戦を『無観客試合』で再開することを決定した。

今回決定した無観客試合は、3月14日(土)から4月1日(水)までのB1、B2の計131試合が対象となる。無観客試合の決定にともない、Bリーグをどこでも楽しんでもらえるように、試合の無料配信を行う『B.LEAGUE EVERYWHERE』を実施することも発表。この取り組みにより、画面を通じて多くの人にバスケットを観戦してもらい、今だからこそバスケで日本を元気にすることをチャレンジしていくという。

また4月1日以降の試合については、状況を見て協議を続けるとのこと。

「我々は3月14日の再開を目指してやってきたが、政府からの10日間の大きなイベントの自粛要請を受けたため、無観客試合での再開を決定しました。無観客と言えども細心の注意を払わなければいけませんが、画面の向こうでBリーグを楽しんでもらいたい、という思いがあります。もちろん通常の試合再開ができることが一番の希望です。これがいつ再開できるかは分からないが一日でも早く通常の試合を行いたいと思っています。試合が再開した時のことを考えると、コンディション面を含め中止よりも、無観客でも実戦の試合をしていた方がポストシーズンに向けて良い戦いができると考え、無観客試合での開催を決定した」と大河正明チェアマンは語る。

無観客での再開となるものの、リーグ中止という最悪の自体は避けられた。大河チェアマンは先日の取材でも「安易に無観客試合をやりたくないが、原点はお客様に見ていただくこと」と話していた。様々な球界や演劇界などが延期を決定している中で『無観客試合』での再開を決定したことは、ファンの方にBリーグらしい方法で楽しんでもらいたいという思いがあるからこそ。

まだまだ先が見えない事態が続いているが、一日でも早くこの事態が終息することを願う。