レブロン・ジェームズ

報道陣は180cm離れた場所から取材「これで安心(笑)」

新型コロナウイルスの感染拡大がアメリカでも続く状況を受け、NBAも無観客試合を検討している。

レイカーズのレブロン・ジェームズは先日、ファン不在のアリーナではプレーしないとの立場を表明していたが、3月10日の練習後の取材で自身の発言を撤回。リーグや専門家の意見を尊重すると話した。

「ファン抜きで試合をするのは不可能だ。観客がいない会場でなんてプレーするつもりはない」との発言から4日後、いつものように練習後の取材に応じたレブロンはリーグの判断に従うと話した。

取材対応の場では、レブロンと記者たちの間にはロープが貼られ、約180cmの距離で隔てられた。これもNBAからの通達によるものだ。記者が離れた場所にいることについてレブロンは「これで安心だ。取材を受ける時はいつも怯えていたんだよ」とジョークを飛ばし、記者の笑いを誘った。

レブロンは、前回ファンがいない会場ではプレーしないと答えた時は、新型コロナウイルス対策について協議されていることを知らなかったと釈明した。

「もちろん、ファンがいない会場で試合するとなればとても残念だ。僕はファンのためにプレーしているからね。無観客試合を行う判断が下されれば、実際に見に来るファンはいないだろうし、そうなったら残念だ。でも、ウイルスの動向を追っている人たちの意見に耳を傾ける必要がある」

そして最後に「無観客試合が選手、球団、リーグにとって一番安全な対策なのであれば、僕らはその意見に従うまでだ」と話した。