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実現すればバックスは東のトップチームへと飛躍

今夏はクリス・ポールがロケッツにトレードされ、カイリー・アービングがセルティックスに、そしてポール・ジョージとカーメロ・アンソニーもサンダーへとトレードされるなど、シーズン開幕前から『チームの顔』と呼ぶべき選手のトレードが成立した。

開幕後は大きなトレードは成立していないが、ここに来てクリッパーズのディアンドレ・ジョーダン周辺が慌ただしくなってきた。『Bleacher Report』は、バックスがジョーダンの獲得に動いていると報じている。

バックスにはエースのヤニス・アデトクンボをはじめ、昨シーズンの新人王マルコム・ブログドン、復帰間近のジャバリ・パーカー、先日サンズから獲得したポイントガードのエリック・ブレッドソーを含め、東カンファレンス上位進出が見込めるだけのコアが揃いつつある。だが、最大の弱点は、今シーズンのリーグ最下位(1試合平均38.0)に低迷しているリバウンドだ。

もしオールスターセンターのジョーダンを加えられれば、この問題は一気に解決する。今シーズンのジョーダンは、すでに3試合で20リバウンド超えを記録しているリーグトップクラスの『リバウンドマシーン』だ。気になる交換要員には、クリッパーズがジョン・ヘンソン、ブログドン、クリス・ミドルトンら主力を要求していると噂されている。

ブログドンを失うのは痛いが、ジョーダンを獲得する好機を見送ってしまうのももったいない。実はジョーダンは先日、ジェフ・シュワルツという代理人と契約を結んだ。シュワルツは、バックス指揮官ジェイソン・キッドと親交が深い人物であることから、バックスがジョーダン獲得に向けて動き始めたと言われているのだ。

現時点ではすべて憶測でしかないが、もしアデトクンボとジョーダンのデュオが実現すれば、キャバリアーズとセルティックスの『東の2強時代』にバックスが割って入ることになるだろう。