写真=Getty Images

イングラムの劇的3ポイントシュートで勝利

「彼が素晴らしいパスを出してくれた」。これは、レイカーズのブランドン・イングラムが敵地でのセブンティシクサーズ戦後に語ったコメントだ。

12月7日のシクサーズ戦は、第4クォーター残り1秒にイングラムが決勝3ポイントシュートを成功させ、レイカーズが107-104で勝利。連敗を5で止めている。 イングラムの決勝点をアシストした選手こそ、新人のロンゾ・ボールだ。

イングラムからのパスを受けたロンゾは、ドライブからカットイン後、ウィングで待機していたイングラムに矢のようなパスを供給。ロンゾのキレのあるドライブによりインサイドに引っ張られたロバート・コビントンの戻りは間に合わず、イングラムがほぼオープンな状態から3ポイントシュートを沈め、『ヤング・レイカーズ』が接戦をモノにした。

ロンゾは試合開始から積極的にアタックし続け、10得点8リバウンド8アシスト3スティール4ブロックの大活躍。『トリプル・ダブル』級の活躍には、会場で観戦していた父ラバー・ボールも絶賛。試合後、ロッカールームの入り口付近で息子を抱きしめ「そのままプレーし続ければいい。これまで以上に楽しいプレーができるぞ」と語りかけた。

フィラデルフィアのファンは、鳴り物入りのルーキー、ロンゾがボールに触れるたびにブーイングを浴びせたが、『ゴールデン・ルーキー』が臆することはなかった。

ロンゾは試合後「ファンは、自分の名前を叫んで盛り上がっていたね」と余裕のコメント。「彼らは僕たちを求めているんだよ。今日のような環境でのプレーは、いつだって楽しい」とも語り、強心臓ぶりをアピールした。