パーカーも復帰、試合を重ねるごとに調子を上げる
スパーズはカワイ・レナードを9日のサンズ戦から復帰させる。
12月に入って実戦練習を再開しており、最終調整に入っているレナード。昨シーズン中から痛めていた右足四頭筋の腱障害が長引き、プレシーズンから欠場が続いていた。一時はいつ戻って来られるかも分からない状況だったが、チームも本人も慎重に慎重を重ねる中でコンディションを整えた。
4日の時点でレナードは今シーズンになって初めてメディアの前で口を開き、「5対5の練習もできているし、健康と言える状態に近づきつつある」と復調をアピールしている。
過去に2回最優秀守備選手賞を受賞しているレナードは、今やスパーズのエースに成長。マイケル・ジョーダンをして「現役ベストの2ウェイプレーヤー」と言わしめた。昨シーズンはチーム最多、自己最多となる平均25.5得点に加えて、5.8リバウンド、3.5アシスト、1.8スティールの大活躍を見せ、ラッセル・ウェストブルック、ジェームズ・ハーデンとともにシーズンMVP最終候補にも選出された。
昨シーズンに大ケガを負って戦線離脱していたトニー・パーカーも11月末に戦線復帰。「間違いなくキャリアで一番キツい経験だった」と本人が振り返る試練を乗り越えた。まだフル回転とはいかないまでも、6日のヒート戦では20分の出場で10得点9アシストとスタッツも伸ばしており、こちらも順調に完全復活への歩みを進めている。
レナードとパーカーを欠いた序盤戦だが、ここまで17勝8敗で乗り切っている。2人が加わり、完全なパフォーマンスを取り戻した時こそ、本当の意味でのスパーズの再発進となる。
"It was definitely the hardest thing I've had to do in my career." @tonyparker and the squad reflect on his journey back to the court: pic.twitter.com/DbMwJc4wzO
— San Antonio Spurs (@spurs) 2017年12月7日