『自分が決めたい』とボールを要求
レブロン・ジェームズは、勝負どころを誰よりも好み、臆せずにラストショットを引き受ける選手だ。それを、12月6日にクイックン・ローンズ・アリーナで行なわれたキングス戦でも証明した。
97-95で迎えた第4クォーター残り16.6秒、レブロンはマークについたキングスのジャカール・サンプソンとの1on1を選択。ドリブルからステップバックしての3ポイントシュートを見事に成功させてダメ押しに成功。キャブズが球団記録に並ぶ13連勝をマークした。
It's in his DNA. #AllForOne pic.twitter.com/6jZgxunJbX
— Cleveland Cavaliers (@cavs) 2017年12月7日
まさにエースの一刺しによる勝利だったが、試合後ヘッドコーチのタロン・ルーは、当初は違うプレーを選択するつもりだったことを明かしている。 「本来は異なるプレーをやるつもりだった。だが、ブロン(レブロンの愛称)が『自分が決めたい』と言ってきたので、彼にボールを託した」
クラッチショットを決めたレブロンは、「打った瞬間に決まると思った」と、試合後にコメント。「ジャカールからステップバックしてスペースを作って打つことができた。一連のすべての動きが良かった」と続けた。
チームメートのカイル・コーバーも「素晴らしい選手」とレブロンを称え、かつて同じチームでプレーした偉大な選手を引き合いに出し、次のように話した。
「彼はボールを欲しがっていた。僕はこれまで素晴らしい選手たちと一緒にプレーしてきた。デリック(ローズ)とも一緒にプレーしたし、若い頃にはアレン・アイバーソンともプレーした。でも、レブロンはこの競技を新たなレベルに引き上げた。最前列の席からではなく、コート上で彼のプレーが見られるのは幸せだ。同じチームで良かったと本当に思うね」
キャブズは、レブロンが32得点11リバウンド9アシスト、ケビン・ラブが18得点13リバウンド、ジェフ・グリーンが17得点、コーバーが15得点で勝利に貢献。8日にロードで行なわれるペイサーズ戦に勝てば、球団新記録の14連勝達成となる。