写真=Getty Images

ハワードはマックス契約を希望するも年齢と負傷歴がネックに

NBAを代表するセンターのドワイト・ハワードが、ロケッツとの契約で保証されていた来シーズンの2320万ドルという選手オプションを破棄し、フリーエージェントになることが決定した。

ハワードは、2015-16シーズンのレギュラーシーズンで71試合に出場し、平均13.7得点、11.8リバウンド、1.6ブロックを記録。プレーオフでは5試合の出場で13.2得点、14.0リバウンドを記録したが、ウォリアーズに敗れた。

ハワードが2013年の夏にロケッツと契約したことで、ジェームズ・ハーデンとの強力デュオ誕生と大きな注目を集めたが、3年目の昨シーズンも思うような結果を残せず、両選手が不仲という噂が出始めている。

マジック時代には「リーグ最強ビッグマン」の称号を得たハワードも、今年の12月で31歳になる。ロケッツでチームメートだったジェイソン・テリーは、「彼のキャリア(12年)を考えれば、もうオフェンスの中心的な選手ではない。それはチームもはっきりさせている。もしヒューストンに残留するのなら、彼も受け入れて、チームメートのためにスクリーンを張る、リバウンドを奪う、コートを走り回る、ブロックショットを決める、という役割に力を注がないといけないよ」と助言していたのだが、ハワードは移籍の道を選択した。

本人はマックス契約を希望しているのだろう。だが、すでに評価は落ち始めているだけに、その希望を満たす条件を提示するチームが現れるかどうかは分からない。

ロケッツの目玉だったハワードとハーデンのコンビもこれで見納めとなりそうだ。