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「チームメートに求められたら、やるしかない」

10連勝中のキャバリアーズと10連敗中のグリズリーズ。明暗がはっきりと分かれた両チームの対戦は、第4クォーター終盤にドラマが待っていた。

第4クォーター序盤にリードを2桁に広げた段階でキャブズの勝利は固いと見られたが、グリズリーズも意地を見せて反撃開始。3ポイントシュートを中心に点差を縮め、残り2分10秒にディロン・ブルックスの3ポイントシュートで、土壇場で109-109の同点に追いついた。

こうなると燃えてくるのが現役最強選手のレブロン・ジェームズ。本人の『やる気』モードにもスイッチが入り、キャブズのプレー選択は『レブロン一択』に絞られる。チームメートからボールを託されたレブロンは、残り1分22秒からレイアップ、3ポイントプレー、ステップバックからのジャンパーを立て続けに成功させて勝負を決め、チームを11連勝に導いた。

レブロンは試合後「光栄なことだね」と、チームメートからの信頼に感謝の気持ちを示した。「勝負がかかった第4クォーターの大事な場面で、チームメートに前に出るよう求められたら、ベストを尽くすしかないよ」

レブロンは、34得点12アシストを記録。キャブズはケビン・ラブが20得点11リバウンド、JR・スミスが17得点、ドウェイン・ウェイドが16得点で勝利に貢献している。

対するグリズリーズは、本気モードになったレブロンを止められず、泥沼の11連敗を喫した。