レブロン・ジェームズ

「ペリカンズのプレーは彼にフィットしている」

2月25日、ステイプルズ・センターで行われたペリカンズ対レイカーズの一戦で、レブロン・ジェームズとザイオン・ウィリアムソンの対戦が実現した。

レブロンは、試合の大半でディフェンスに定評のあるドリュー・ホリデーとマッチアップしたが、40得点8リバウンド6アシストと圧巻のパフォーマンスを見せ、118-109での勝利に大きく貢献した。

一方のザイオンも、29得点6リバウンド3アシストの活躍。ロンゾ・ボール、ホリデーが中心の超ハイペースオフェンスにもついていき、34得点7リバウンド4アシストだったブランドン・イングラムと共にオフェンスを引っ張った。

試合後、2019年のドラフト全体1位指名のザイオンについて聞かれたレブロンは、「あのサイズで、あれだけ速く動けて、とても爆発力のある選手」と、コメントした。また、ペリカンズのシステムがザイオンのスタイルにも合っていると評価。「あれだけのハイペースで動けて、ボールを動かせるのだから、彼に完璧にフィットしている。僕の記憶だと、昔のサンズに似ている。スティーブ・ナッシュがオフェンスをリードしていた頃のね」

現役最強のレブロンのプレーを目の当たりにしたザイオンは、初対戦を次のように振り返っている。

「良い経験をさせてもらった。彼のキャリアを見れば、それだけで非常に優れた選手ということが分かる。今日の試合でも、彼は実力を発揮して、チームを勝利に導いた。僕たちも勝てるように努力したんだけれど」

ザイオンが復帰後、徐々に勝ち星を伸ばしているペリカンズは、西カンファレンス10位。だが、8位のグリズリーズとはまだ3.5ゲーム差しかなく、プレーオフ争いを盛り上げられる存在になれるかもしれない。

8位浮上に向け、ザイオンがレブロンとの対戦で得た経験を生かせるかどうか、今後の試合が楽しみだ。