八村塁

八村は両チーム最長の46分間プレー

東カンファレンス首位を独走するバックスをホームに迎えたウィザーズ。ブラッドリー・ビールが2試合連続50得点越えのパフォーマンスを見せるも、延長戦で力尽き金星を挙げることはできなかった。

八村塁は序盤から昨シーズンのMVPであるヤニス・アデトクンボとマッチアップ。当たり負けせずスピードにも対応し、スティールを記録するなど互角に渡り合った。

それでも、史上最速でプレーオフ進出を決めたバックスとの力の差は徐々に現れ、13点ビハインドで最終クォーターを迎えた。八村もフックシュートを決めて点差を1桁に戻したが試合巧者のバックスを前に点差が詰まらない。

だが、ビールがここから17連続得点を挙げて猛追すると、残り1分23秒にビールが3ポイントシュートを沈めて同点に追いついた。

そして同点で迎えたウィザーズのラストポゼッション。ビールに意識が集中する中、八村はゴール下のスペースに飛び込みパスを受けるが、ロビン・ロペスのブロックショットに遭い、決勝ゴールとはならず延長戦に突入した。

延長に入り、八村の3ポイントシュートなどで最大4点のリードを得たが、この試合で40得点を許したクリス・ミドルトンに連続得点を奪われ、逆転されてしまう。

そして、ウィザーズのラストポゼッション、同点を狙ったトロイ・ブラウンJr.の3ポイントシュートが外れ、134-137で敗れた。

八村は12得点4リバウンド2アシストを記録。フィールドゴールは12本中4本成功と低調だったが、両チーム最長となる46分間のプレータイムが表すように、ディフェンス面で必要不可欠な存在だった。

これでウィザーズはオールスター後3連敗。バックスを相手に接戦を演じられる力を証明しただけに、今後の浮上に期待したい。