『LA対決』で兄弟対決の可能性も
ピストンズのマーキーフ・モリスが球団とバイアウトに合意しフリーエージェントとなった。ロケッツやラプターズなど複数の球団が獲得に興味を示しているが、レイカーズ入りするだろうというのが大方の見方だ。
モリスは今シーズン44試合に出場し、平均11.0得点、3.9リバウンドを記録し、3ポイントシュート成功率は39.7%とキャリアハイの数字を残している。ロングレンジからのシュートで効果的に得点を挙げることができるため、レイカーズのようなプレーオフ出場が有力なチームでセカンドユニットとして優れたオプションになる。
レイカーズと同じロサンゼルスを本拠地とするクリッパーズには双子の弟マーカスが所属している。マーキーフのレイカーズ入りについてコメントを求められたマーカスは、「ロサンゼルスに来ることになれば、ステイプルズ・センターに入り浸ることになるよ。みんなにとっては不思議かもしれないけど、彼の出場する試合は全部観に行くつもりだし、実際そうなると思う。多分同じ家に住むことになるだろうね」と語った。
もしレイカーズとクリッパーズがプレーオフで対戦することになったら、との質問には、少し考えたあとで、「どちらが勝っても僕らにとっては勝利さ。僕はクリッパーズの選手だから、自分が勝ちたいし、兄弟で争うことになってしまうけど、練習は一緒にするつもりだ。対戦相手の選手と一緒に練習するのは前代未聞のことだね」とコメントした。
レイカーズとクリッパーズの対戦は3月8日と4月9日に予定されている。このまま順調に勝ち星を積み重ねれば、両者はプレーオフでも相まみえる。
「そうなったらクールだね。面白い記事になりそうだろ?どんな話題でも記事にされないよりはマシだからね」と、マーカスは笑いながら答えた。
ただでさえ『LA対決』は今シーズンの注目カードの一つだが、マーキーフとマーカスの兄弟対決が実現すれば、さらに注目度は増すだろう。