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「俺たちはここにいるし、力になる」と励ましの言葉

『個人的な理由』によりキャバリアーズを離れたデリック・ローズ。これまでに報じられた情報から推察するに、相次ぐケガの影響で精神的に疲弊してしまったのだと考えられ、このまま現役引退を選択する可能性もある。レブロン・ジェームズとドウェイン・ウェイドは、同じNBAスター選手としてローズの心境に理解を示した。

2人は、『Cleveland.com』に、それぞれの見解を述べている。レブロンはチームリーダーとして「チームにとってさほど影響はない」と語ったが、兄弟同然のチームメートという立場からはこう話す。「彼はここ数カ月間、お互いのことを知ろうとした仲間。彼にとってベストな結果になることを望み。彼の幸せに代わるものなんてないんだ」

29歳のローズと同様、過去に何度となくケガに苦しんできたウェイドは、2013-14シーズンに引退を考えたことを明かしている。「数年前に引退を考えた。ケガが続くと、精神的に参ってしまう。この競技は多くの喜びを与えてくれる反面、逆もまた然りなんだ。最高の瞬間と、最低の瞬間が同居しているんだ。精神的に適切な状態にいなければ、家族にも影響を与えてしまう。日々の生活にも影響を与える。それが自分を苦しめるんだ。そうなるとイライラして、引退を考えるもの。僕もそう考えたことがあった。でも、引退する決断を下さなくて良かったよ」

ウェイドは、ローズの今後についてこう語った。「どんな決断をするにしても、自信を持って。俺たちはここにいるし、力になる。それだけは彼にも知っておいてもらいたい」

悩めるローズは、今、何を思う。