写真=©JBA

秋田、福岡、愛媛、茨城がB1チームを撃破!

今週末に行われる第93回天皇杯3次ラウンド。昨日は全国の8会場で男子6回戦が行われた。

昨年の準優勝チーム、川崎ブレイブサンダースは平塚会場で群馬クレインサンダーズと対戦。キャプテンの篠山竜青が日本代表のオーストラリア遠征で不在となったが、代役を務めた藤井祐眞が10得点7アシストの活躍。また最後の最後で代表を外れた辻直人が4本の3ポイントシュートを含む14得点。さらには徹底したディフェンスで群馬に付け入る隙を与えずに102-51のダブルスコアで完勝した。

代表に3選手を送り出すアルバルク東京は8人での戦いを強いられたが、終始試合をコントロールしてFイーグルス名古屋に勝利。28分プレーして14得点を挙げた菊地祥平は言う。「誰がやるとかではなく全員で少しずつ補って戦うことができた。明日も勝って日本代表の3人を天皇杯で試合させたいです」

一方、B2チームがB1のチームに勝利するアップセットもあった。秋田ノーザンハピネッツは宇都直輝を欠く富山グラウジーズとの終盤までもつれる接戦を制し、今日は川崎に挑戦する。

また今夏にB3からB2に昇格したばかりのライジングゼファーフクオカは大阪エヴェッサに勝利。前半は大阪のペースだったが、後半に逆転を許している。愛媛オレンジバイキングスは三遠ネオフェニックスに、こちらも後半に逆転勝ち。32得点11リバウンドと大暴れのチェハーレス・タプスコットが勝利の立役者となった。福岡と愛媛はB2でもレベルの高い西地区で1位、2位と好調で、その勢いを天皇杯に持ち込んだ結果となった。

そして茨城ロボッツはサンロッカーズ渋谷を75-74で撃破。フルメンバーのSR渋谷に対してチャレンジ精神で挑み、40分間アグレッシブに戦いクロスゲームをモノにした。

今日は前大会王者の千葉ジェッツも初戦を迎え、横浜ビー・コルセアーズと対戦。連戦の横浜に対し疲れていないアドバンテージはあるが、富樫勇樹抜きでどう戦うかは注目だ。明日の試合を勝ち抜いた8強が、年明け1月4日から7日にさいたまスーパーアリーナで行われる『ファイナルラウンド』へと進出する。


天皇杯3次ラウンド 11月25日の結果
仙台 76 110 横浜
山形 74 97 栃木
福島 61 89 滋賀
秋田 85 83 富山
群馬 51 102 川崎
信州 72 92 新潟
茨城 75 74 SR渋谷
島根 63 71 京都
FE名古屋 71 84 A東京
福岡 76 70 大阪
奈良 52 77 琉球
愛媛 90 85 三遠
西宮 65 59 名古屋D
広島 59 68 北海道
熊本 66 90 三河