八村塁

試合序盤のダンクショーで実力をアピール

『ライジングスターズチャレンジ』はNBAキャリア2年目までの選手が選出され、アメリカ出身選手で構成される『チームUSA』と米国外出身選手で構成される『ワールドチーム』に分かれて対戦する試合。ウィザーズでNBA1年目を戦う八村は、この試合に『ワールドチーム』の一員として出場した。

ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)、RJ・バレット(ニックス)、シェイ・ギルジャス アレクサンダー(サンダー)、そしてゴンザガ大でチームメートだったブランドン・クラーク(グリズリーズ)とともに八村は先発に名を連ねた。開始から1分でRJ・バレットのアシストからダンクを決めると、その1分後にはドンチッチのパスに合わせてド派手なアリウープが炸裂。再びRJ・バレットのパスからダンクと、試合開始から約2分半で3発のダンクを決めて会場を沸かせた。さらにはもう一度、ドンチッチのパスからアリウープを決める。

第2クォーターにはリバウンドを取ってからコースト・トゥ・コーストのランニングダンクを叩き込み、試合序盤から大いに目立つパフォーマンスを見せた。

もっとも、両チームともに主役を演じられる選手ばかり。ドンチッチは第1クォーターの最後にハーフラインからの超ロングシュートを沈め、『チームUSA』で最も歓声を集めた2019年のドラフト全体1位ザイオン・ウイリアムソンは豪快すぎるダンクでリングを傾かせた。

真剣勝負ではなく、それぞれがオフェンス能力を披露するゲームは、後半になって『チームUSA』が逆転。151-131で勝利した。3本の3ポイントシュートとダンク2発でこの逆転劇の立役者となったマイルズ・ブリッジズ(ホーネッツ)がMVPに選ばれている。

八村は20分の出場で14得点7リバウンド5アシスト3スティールと活躍。華やかな舞台でのプレーを大いに楽しんだようだ。