写真=Getty Images

バチバチのマッチアップ、額を突き合わせるシーンも

ケビン・デュラントにとって、ウォリアーズに移籍してから2度目のオクラホマシティ凱旋は、意外な形から始まった。昨シーズンの対戦の時と比べて、サンダーファンは概ねデュラントを歓迎したのだが、コート上では昨シーズンと変わらず、かつての盟友ラッセル・ウェストブルックとの激しいやり取りが見られた。

サンダーが108-91で勝利した試合のハイライトは、第3クォーターに見られた場面だ。デュラントからボールを奪ったウェストブルックは、元チームメートと目を合わさずに首を振るジェスチャーで挑発。これに乗ったデュラントが近寄り、両者は額と額を突き合わせて言い合った。それ以上に発展することはなかったが、ウェストブルックがデュラントを意識しているのは明らかだった。

試合はサンダーが序盤からリードを広げて優勢に進め、第4クォーター中盤までに勝負あり。ウェストブルックはシーズンハイの34得点に加えて10リバウンド9アシスト4スティールの大暴れで勝利に貢献した。試合後のインタビューでデュラントとの小競り合いについて聞かれると「自分は毎試合で競い合う。いつだって大恥をかかせてやろうと思っている。それを彼に分からせてやる」と語った。

All gas. No brakes.

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試合前には、両者とも「単なる1試合」というニュアンスを口にしていたが、いざ試合が始まれば平静ではいられなくなる。デュラントがウォリアーズに移籍してから、2人はプライベートで会話をしていないとも言われているが、コート上で対峙すれば溢れんばかりの感情が表れるのだろう。

レギュラーシーズンでこれだけヒートアップするのだから、もしプレーオフで対戦することになれば、2人のバトルがさらに熱を帯びるのは間違いない。次回の対戦は来年2月6日、今度は舞台をウォリアーズの本拠地オラクル・アリーナに移して行なわれる。その時期には西カンファレンスのプレーオフ争いも本格的になっているだけに、より激しいマッチアップが見られるはずだ。