写真=Getty Images

ブルズとキングスとの連戦が浮上のきっかけに

ロンゾ・ボールの言動は、どれだけ些細なことであっても取り上げられる。ドラフト全体2位指名であることに加え、名門レイカーズの注目度、そして父親ラバー・ボールの影響、そしてロンゾ自身の『スター性』も重なり、注目は高まるばかりだ。

11月21日のブルズ戦では8得点13リバウンド4アシストを挙げて逆転勝利に貢献したものの、なかなかパフォーマンスが安定しない。特にシュートタッチは11月に入ってから長らく低調で、11月のフィールドゴール成功率は30.2%、3ポイントシュートの成功率は22.8%と苦しんでいる。

平均7.4リバウンド、7.1アシストの数字は立派だし、すでに2度のトリプル・ダブルを記録して注目を集めてはいるが、これだけシュート成功率が低いとなると、以前から話題となっている独特なシュートフォームの変更についての議論の声が大きくなってくる。いずれにしても結果が出ていないことは事実で、悪意あるファンは『エアー・ボール』という蔑称で彼を呼び始めた。

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このままでは『ゴールデンルーキー』の名が廃るところだったが、ロンゾ本人は11月21日のブルズ戦で決めた8本中2本の3ポイントシュートが向上のきっかけになると主張。「これが始まり。これから決まり始める」と語った。翌日のキングス戦では5本中3本の3ポイントシュートを決め、フィールドゴールは8本中4本の成功率50%と復調。

1試合ごとに何かを指摘され、それに答えていく。ロンゾ・ボールのルーキー・イヤーは、この流れを繰り返すのだろう。それもまた、レイカーズの未来を背負う逸材に課せられた宿命なのだ。