「この時期に言われることの大半は憶測だから」
NBAのトレード期限が近づく中、上位チームは後半戦、そしてプレーオフに向けた補強、下位チームはドラフト指名権を獲得するために交渉を続けている。
ティンバーウルブズのロバート・コビントンは、トレードの噂が絶えない選手の一人。ディフェンスに優れ、今シーズンは47試合に出場して平均12.8得点、5.9リバウンド、1.6スティールを記録し、キャリア3ポイントシュート成功率35.9%という成績を残している3&Dの契約は残り2年2500万ドル(約27億円)と格安で、彼を欲しがる上位チームは多いだろう。
ベテランのコビントンは、NBAのビジネス的な側面を理解している。噂の類に意識を置けば、パフォーマンスに悪影響を及ぼすことも知っている。現時点で有力な噂は出ていないとしても、コビントンは何が起こっても大丈夫なように準備していると『Star Tribune』に語った。
「トレードされたら、されただけの話だし、そうならなかったらそれだけの話。噂への対応は、そうすべきと学んだ。そうじゃないと考えすぎてしまうからね」
「噂はどこからともなく出てきて、誰かが何と言ったとか、噂を広めようとする人間もいる。何が本当かは、実際に起こらないと分からない。この時期に言われることの大半は憶測だから。経験もあるから、自分がどうすれば良いのかは分かっているよ。とにかく正しい行動をしないといけない。気にしすぎれば悪い結末になり得るからね」
コビントンを含むトレードが成立するかどうか、ウルブズの動向に注視したい。