ライアン・ロシター

「日本代表選手として出来る限りのベストを尽くす」

2021年のアジアカップに向けた予選は今月からスタート。日本代表は2月21日に千葉ポートアリーナで中国と戦い、2月24日にはアウェーでチャイニーズタイペイと対戦する。その準備のための強化合宿が行われている。Bリーグと並行して今週から合宿を行い、初戦となる中国との試合に臨む。

代表チームとしてまとまった候補選手の発表はないが、先のフリオ・ラマスヘッドコーチの発言からすれば20人前後の選手が招集されていると見られる。Bリーグの各クラブによるリリースで判明している合宿参加選手は以下の通り。

太田敦也(C / 三遠ネオフェニックス)
竹内譲次(PF / アルバルク東京)
竹内公輔(PF / 宇都宮ブレックス)
辻直人(SG / 川崎ブレイブサンダース)
ライアン・ロシター(C / 宇都宮ブレックス)
比江島慎(SG / 宇都宮ブレックス)
アキ・チェンバース(SF / 横浜ビー・コルセアーズ)
田中大貴(SG / アルバルク東京)
張本天傑(SF / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
安藤誓哉(PG / アルバルク東京)
橋本晃佑(SF / 宇都宮ブレックス)
ベンドラメ礼生(PG / サンロッカーズ渋谷)
安藤周人(SG / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
佐藤卓磨(SF / 滋賀レイクスターズ)
シェーファー・アヴィ幸樹(C / 滋賀レイクスターズ)
西田優大(SG / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、東海大)

注目すべきは1枠しかない帰化選手で、ワールドカップに出場したニック・ファジーカスではなく、昨年12月に日本国籍を取得したばかりのライアン・ロシターが早速メンバーに名を連ねたこと。宇都宮で長らく発揮しているロシターのディフェンスとリバウンドが、日本代表にどう噛み合うのかは注目だ。

ロシターは宇都宮を通して、次のようなコメントを発表している。「日本代表の強化合宿に参加することができ、とてもエキサイトしています。日本の素晴らしい選手たちと一緒にプレーすることができるのは、素晴らしい経験になると思います。日本代表選手として出来る限りのベストを尽くし、いつもと同じようにハードにプレーします」

今回は八村塁、渡邊雄太、馬場雄大といった『海外組』の招集はなし。今後、アジアでの戦いは『国内組』で戦っていくことになる。その状況でのチーム作りにロシターのような新たな戦力がどうフィットしていくか。またBリーグで活躍する『新たな顔』の台頭も待ちたい。