我慢のバスケットを展開した琉球ゴールデンキングス、サンロッカーズ渋谷を相手に価値ある逆転勝利

我慢のバスケットを展開した琉球ゴールデンキングス、サンロッカーズ渋谷を相手に価値ある逆転勝利

2020/02/02

琉球ゴールデンキングス

追いかける展開を我慢した琉球が終盤に逆転

サンロッカーズ渋谷vs琉球ゴールデンキングスの第2戦。延長戦にもつれた初戦のように、この試合も最後までどちらに勝敗が転ぶか分からない接戦となった。

前日に延長を制したSR渋谷は、杉浦佑成と渡辺竜之佑がそれぞれ4本のオフェンスリバウンドを奪取するなど、前半のオフェンスリバウンドで15-8と圧倒。チャールズ・ジャクソンが14得点を挙げてインサイドで優位に立つ。しかし、3ポイントシュート成功率が10%と低調で、突き放すには至らない。

琉球はビハインドを背負うも、前日から好調を維持するジャック・クーリーがセカンドチャンスポイントなど11得点を挙げて食らいついたことで、34-38と4点ビハインドに抑えて前半を終えた。

後半も琉球は追いかける展開が続いたが、ディフェンスで我慢し集中力を切らさない。そして残り2分、終盤に長谷川智伸がフリースローを2本成功させ、ついに逆転に成功。それでもベンドラメ礼生に連続3ポイントシュートを浴びて再び逆転された。

琉球ゴールデンキングス

終盤の勝負強さで上回った琉球

最終クォーターも一進一退の攻防は続くが、岸本の3ポイントシュートで琉球が流れをつかんだかに見えた。しかし、チームファウルが5に達し、クーリーが個人4つ目のファウルをコールされてベンチに退いたことでゴール下が手薄になり、SR渋谷が勢いを取り戻す。

残り1分45秒、6点をリードしたSR渋谷がほぼ勝利を手中に収めたかに見えたが、ここで渡辺竜之佑が並里成の足を引っかけたプレーでアンスポーツマンライクファウルを宣告され、再び流れは琉球へと傾く。

並里はフリースローを2本沈めると、さらにアンスポーツマンライクファウルで得たポゼッションでミドルシュートを沈め、4点プレーを成功させる。ここ一番で粘りのディフェンスを見せ、牧隼利の3ポイントシュートに続きクーリーがゴール下を決め、残り33秒で逆転に成功した。

その直後、ライアン・ケリーにアイソレーションからのレイアップを決めて同点とされるも、残り4秒にデモン・ブルックスがシュートファウルを誘発し、フリースローを確実に成功させて76-74と勝ち越した。SR渋谷の最後の攻め、ケリーが逆転を狙った3ポイントシュートが外れ、タイムアップとなった。

琉球ゴールデンキングス

「選手たちがディフェンスで我慢してくれた」

勝利した琉球の藤田弘輝ヘッドコーチは「昨日と同様にタフなゲームだったと同時に、非常に似た試合展開だった」とコメントした。

最大7点のビハインドから逆転できた要因に、ディフェンスでの我慢を挙げた。「ピック&ロールのディフェンスをしっかりファイトオーバーして、ビッグマンがボールを持って、ガード陣がビッグマンのヘルプをして、良いディフェンスポジションがいくつかありました。要所でストップし、選手たちがディフェンスで我慢してくれて、決定的なシチュエーションで最後にチームで決定できました。すごく大きな勝利だった」

一方、敗れたSR渋谷の伊佐勉ヘッドコーチは「お互いにやりたいことができた時間帯とやらせなかった時間帯があったゲーム」と総括。結果的に3ポイントシュートの成功率が20%(25本中5本成功)と低調だったことが敗因に繋がったが、「疲労ではなく、琉球さんのディフェンスが良いプレッシャーをかけていて、その影響があった」と、琉球の守備を称えた。

勝率6割を超える強豪同士の戦いは1勝1敗の痛み分けに終わった。拮抗した力がぶつかって2戦とも2点差での決着となるなど、バスケのおもしろさが凝縮された今節となった。

2月2日のB1 7試合の結果
富山80-88北海道
秋田81-82京都
SR渋谷74-76琉球
横浜85-92大阪
三遠50-87宇都宮
三河57-81滋賀
名古屋64-68新潟

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