カイル・クーズマ

度々噂に上がる『ヤングコア』クーズマのトレード

トレード期限の2月6日を1週間後に控え、選手の移籍に関し様々な噂が流れている。

中でも頻繁に報じられているのがレイカーズのカイル・クーズマだ。入団3年目のクーズマはレイカーズのロスターで唯一25歳以下の、いわゆる『ヤングコア』だ。2年目に18.7得点、5.5リバウンドをマークしたが、今シーズンはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスのサポート役として主にセカンドユニットでプレーしている。

レイカーズはデイビスのトレードでロンゾ・ボール、ブランドン・イングラム、ジョシュ・ハートら若手選手を放出しており、トレードの交換相手としてはクーズマしかいないのが現状だ。

そして、『The Ringer』によれば、キングスからクーズマを含むトレードの打診があったが、レイカーズは応じなかったという。キングスはクーズマに対してネマニャ・ビエリツァとドラフト指名権を提示したが、レイカーズはビエリツァではなくボグダン・ボグダノビッチを要求し、キングスはこの要求に応じなかった。

レイカーズのオファーを拒んだものの、キングスは引き続きボグダノビッチへのオファーに耳を傾けるはず。年間1500万~2000万ドル(約16億円~22億円)の年俸が妥当だと考えられているボグダノビッチは今年の夏にフリーエージェントになる。だが、キングスは同じポジションのバディ・ヒールドと1億600万(約115億円)ドルの大型契約を結んでいるため、彼に見合った額を払えないのが現状だ。

キングスにとってボグダノビッチと同じポジションで年俸の安いクーズマは魅力的だ。得点能力も高く試合に出て経験を積めばチームの主力になれる可能性もあり、現在キングスのヘッドコーチを務めているのは元レイカーズで指揮を執ったルーク・ウォルトンだけに、クーズマもプレーしやすいはずだ。

残り1週間となったトレードデッドライン。レイカーズやキングスも含め、各チームがどんな動きをしてくるかに注目したい。