ダニーロ・ガリナーリ

契約は今シーズン限り、サンダーの決断は?

サンダーは現在28勝20敗で西カンファレンス7位、プレーオフ進出が十分に狙えるポジションにいる。昨年夏に絶対的エースのラッセル・ウェストブルックが退団し、新チームへと切り替えた1年目としては上々の出来だ。

そのサンダーにとって現在の懸念は、ダニーロ・ガリナーリの去就だ。ここまで40試合に先発出場し、シェイ・ギルジャス・アレクサンダーと並びチームの得点源となっているガリナーリだが、今シーズン終了後に現在の契約が切れてフリーエージェントとなる。その前にトレードに出される可能性があるのだ。

ガリナーリはパワーフォワードながら3ポイントシュートが得意な選手。『ストレッチ4』は今のNBAでは珍しい存在ではないが、それでも3ポイントシュート成功率が41.4%もあるストレッチ4は稀だ。それだけに彼を欲しがるチームは多いはずで、すでにマーベリックスやシクサーズが興味を示していると報じられている。

サンダーにとっては痛い戦力放出となるが、ポール・ジョージのトレードで彼を迎え入れた時点から想定していたこと。ガリナーリが放出されてポジションが空くこと、若い選手にクリス・ポールと一緒にプレーさせてチームケミストリーを向上させていくべきだろう。