Bリーグ第7節の『BEST of TOUGH SHOT Weekly TOP5 presented by G-SHOCK』が発表された。選出された5つの得点シーンを振り返る。
第5位 馬場雄大(A東京vs島根)
馬場が決めたドライブからのボースハンドのダンクシュート。ゲームの中で1on1からダンクでフィニッシュできる日本人選手は一握り。「瞬発力、身体能力は他の人には真似できない強み」と話すように馬場の持ち味が遺憾なく発揮されたシーン。また菊地祥平の動きにつられたことでギャレット・スタツがヘルプにいけず、リングまでの道が開けたこともポイント。
第4位 折茂武彦(琉球vs北海道)
折茂のメモリアル3ポイントシュート。桜井良太からのパスがややズレるが、素早くステップしシュート態勢に入る折茂。須田侑太郎もしっかりシュートチェックにいくが、折茂にはリングしか見えておらず、ボールはノータッチでリングに吸い込まれた。この1本で前人未到の通算1000本目の3ポイントシュート成功となった。
第3位 ギャビン・エドワーズ(栃木vs千葉)
千葉は5点差を追いかける栃木に高い位置からプレッシャーを受ける。エドワーズは前がかりになった竹内公輔の逆をつきリングにアタック。スピードに乗ったエドワーズはそのまま豪快にワンハンドダンクをぶちかまし点差を広げた。206cmと長身だが高いボールハンドリングとスピードを持ち合わせるエドワーズのドライブに、ヘルプにきたセドリック・ボーズマンは何もすることができなかった。
第2位 ハシーム・サビート・マンカ(横浜vs三遠)
ファウルをもらいながら沈めたアリウープ。三遠ディフェンスが左サイドに寄り、ゴール下に広大なスペースがあることを確認したサビートはリングを指さしボールを要求。左45度の3ポイントラインでボールを受けた細谷将司はそのサインに気づく。細谷はスコット・モリソンがボールに届かない絶妙なパスを供給し、サビートは空中でパスを受け取り直接リングへ叩き込んだ。よく見ると細谷はノールックでパスを供給。そうすることでサビートの位置を悟らせず、モリソンのファウルを誘発することにもつながった。
第1位 並里成(滋賀vs京都)
残り1分8秒、滋賀6点リードのディフェンスの場面で、並里が見せた値千金のスティール&速攻。ジュリアン・マブンガとの30cmのミスマッチに対し、並里はパワーとスピードで対抗。面を取られるもボールをキャッチした瞬間に腕を伸ばしボールを弾く。マイボールにしたのを確認し、速攻に走った並里はマブンガのブロックショットを計算しリバースレイアップを沈めた。2ポゼッション差から3ポゼッション差にし、勝利を決定づけるビッグプレーを披露した並里に対し、会場からは割れんばかりの『ナリトコール』が響き渡った。