サディアス・ヤング

ペイサーズから加入した今シーズン、出場機会が激減

クリッパーズがブルズのフォワード、サディアス・ヤングの獲得を狙っている。この噂が最初に報じられたのは12月末だったが、ここにきて再び注目が集まっている。

『NBC Sports Chicago』によれば、クリッパーズのスカウトが直近のブルズの試合を視察にやって来たとのこと。両チームの対戦は4月までないので、ゲーム分析のためではなく興味のある選手を直接見に来ていたのではとの憶測が流れている。

ヤングも現状に不満を持っているようだ。昨年7月に3年契約を結んだばかりだが、平均出場時間は22.4分と短く、彼の13年のキャリアで2番目に少ない。それまで3シーズンを過ごしたペイサーズでは不動の主力だっただけに納得がいかないヤングは、プレータイムを増やしてくれるよう球団に要求したと伝えられている。コートに立つ時間が少ないのであれば、チーム作りをしながらプレーオフ出場を狙うブルズより、クリッパーズのような優勝候補のチームでプレーしたいと思うかもしれない。

ヤングは経験豊富なベテランで、どのチームにもすぐにフィットできるタイプの選手だ。これまでトレードを3回経験しており、環境の変化の中でプレーすることに慣れている。移籍することになっても即戦力として計算できるので、トレードの候補として強豪チームから興味を持たれるのも理解できる。

ヤングは自身のトレードの噂について、「トレードになれば次のチームへ行く。そうでないならここでチームメートと一緒に戦うだけだ」とコメント、プロらしい冷静な対応に徹した。